5月末で活動を終了するの約5年5カ月ぶりとなる新曲「Five」が3月4日、デジタルシングルとして配信リリースされた。


 今作の作詞はHIKARI氏、作曲はHIKARI氏と石塚知生氏、編曲は石塚氏が手がけている。

嵐の数々の楽曲製作に携わってきた両者から生み出された今作は、曲の秒数がデビュー曲「A・RA・SHI」と同じ秒数であるなど、嵐の最後を彩る一曲としてこだわり抜かれている。


 11日発表の「オリコン週間ストリーミングランキング」と「オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング」で初登場1位を獲得し、デジタル2冠を達成。自身初の週間再生数1000万回超えを記録するなど、好記録を樹立した。


 さすが国民的アイドルというところだが、久々のリリースということもあってか、今までには見受けられなかった変化も一部で指摘されている。


■音程が外れがちだったメンバーは?


「楽曲自体は好評ですが、メンバーそれぞれの歌声の変化と、それに伴う加工が気になるという感想が一部で散見されています。耳が肥えたリスナーの中には、ピッチ補正をした時のケロッとした時の加工感や、各メンバーの歌声の発声の仕方などが気になるという人もいるようですね」(音楽関係者)


 音程の調整加工は今の音楽業界では当たり前になっているが、大きく外れている音程を元の正しいもの調整していくと、機械的な声に聞こえてしまうということが起こる。細かい音程移動の時にピッチ補正したとき特有の音質の変化は「ケロり」などと呼ばれる。この機械的な声をあえて作品として昇華して成功したのがPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅなどだ。


「嵐の今作の場合は曲の印象的にも、機械的な加工に聞こえてしまうと、ノイズや違和感として聞こえてしまう人もいるでしょう。一番歌声に変わりがないのはボイトレに通っていたとされる櫻井さん、ファンミーティングなどで歌声を披露する機会もあった二宮さんでしょう。相葉さんは顎に力みの感じる発声、松本さんは単純に喉に力を入れて声帯が閉じた状態で声を張っているため、繊細な音程移動の時は音程が外れがちになり、“ケロり”が出ていました。大野さんも伸びやかな歌声はそのままでしたが、息の量が減ったのか、声の輪郭が少し失われて、今まであった歌声の存在感が損なわれていたように思います」(同)


 そういった各メンバーの声質などを活かすためには、ミックスという音量や、声を前面に出すなどの微調整をする制作過程があり、それを行うのはエンジニアなのだが、旧ジャニーズ事務所が解体され、STARTO社になり、体制が変わったことによる影響もあるのでは……と見る向きもある。


「ソニーレーベルの酒井秀和さんという方が今作のエンジニアを担当されたようです。YOASOBIやキタニタツヤなどのソニーレーベル中心のアーティストの作品のエンジニアを担当しているようですが、ただ嵐の作品に携わるのは今回が初めてのようです。STARTO社とのエージェント契約という形をとっていたこともあり、ライブやリリースをする上でも、体制が変わったことでスタッフも1から見つけ直す必要があったようで、そういった新スタッフとの作品作りというところも一つクオリティに影響を与えたとも考えられます」(同)


 とはいえ、嵐の最後の新曲リリースに国民が湧いたのは確か。活動終了の日を迎えるまで、嵐はファンにどんな景色を見せるのか。


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 嵐のグループ活動終了と同時にSTARTO ENTERTAINMENTを退所すると発表したリーダー大野智の“次の一手”とは。関連記事【もっと読む】『活動停止→STARTO社退社後も“芸能界引退”はしない? 嵐リーダー大野智の“マル秘”ビジネスプラン』…では“元・嵐”という巨大ブランドと自身の知名度を生かしたビジネスプランについて深堀りしている。


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