■見応えあった「諸説あります旅」
今月4日、「世界の何だコレ!?ミステリー」(フジテレビ系)でスタートした新企画「ガクテンソク奥田のその都市伝説なぜ広まった!?諸説あります旅」。これが想像以上に見応えがあり、思わず人に薦めたくなるものだった。
ロケを敢行するのは、幅広い知識を持つガクテンソクの奥田修二(写真右)。初回はあまりに有名な「源義経=チンギス・ハン説」の調査で一度は首をかしげたが、奥田の「99%ないわって感じのことが多いんですけど、1%を否定し切れてない」という言葉に序盤から心を掴まれる。
最初に訪れたのは、岩手県平泉町。源平合戦で大活躍した義経が、異母兄・源頼朝と仲たがいした後に自害したとされる地だ。奥田は、この悲劇が歌舞伎や能の演目になっているため、恐らく日本中が「最初にスターと思った人」だと語る一方で、さらに北へと逃げて「生き延びた説」、前述の「チンギス・ハン説」の軌跡を淡々とたどり始める。
すると、平泉より北に義経が立ち寄ったとされる場所が30カ所以上あり、青森県八戸市には「源氏囲内」という地名、北海道には義経を神様とあがめる伝承が残っていること、日本に西洋医学を教えたシーボルトの著書に「チンギス・ハン説」が記されており、義経とゆかりの深い奥州藤原氏が海外と貿易していたことなどが次々と明かされていく。
これらを踏まえ、尚も「増えはしないです、数字は。濃くなっていくんです、1%が」と語る奥田。その後、さらに「紋章」「容姿や呼び名」「戦術」が似ているというエピソードを披露する姿は、まるで話術に長けた歴史学者のようだった。
■東京は立方体の水槽の真ん中に置かれてるようなもの
2023年に東京に進出するまでの奥田は、実力派漫才師という印象が強かった。そもそもガクテンソクは、アマチュア時代に「M-1グランプリ2005」で準決勝進出を果たしたエリート。その後もあと一歩で決勝に届かなかったコンビだ。
転機は2024年の「THE SECOND」優勝後、「有吉の壁」(日本テレビ系)に出演したことだろう。奥田のビキニ姿が話題となったのに続き、ぱーてぃーちゃん・金子きょんちぃ×奥田の即興ユニット「京佳お嬢様と奥田執事」のドタバタ劇が大バズり。ショートドラマ化~映画化まで展開されるヒットコンテンツとなった。
こうした状況を冷静に捉えているのが奥田らしい。昨年、筆者が取材する中で「若い頃にいろんな仕事がある東京に来てたら絶対に溺れてました」と語り、こう続けた。
「大阪はわかりやすいピラミッド形で、ただ上を目指せばよかったけど、東京って立方体の水槽の真ん中に置かれてるようなもので、どっちに行っても頂点があるから目指すべき方向を見失ってたと思う」
中年になって上京したメリットを的確に言い表している。やはり、奥田のベースは漫才師なのだ。
(鈴木旭/お笑い研究家)
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<令和ロマンが恒例の冠番組で語った「5年後のお笑い界」 高比良くるまが未来を見出したコンテンツはこれだ>ほか、鈴木旭氏のお笑い論評記事も必読だ。

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