早くも最終回を迎えたものもあるが、“冬ドラマ”がクライマックスを迎えるのは気温が上昇するこれからだ。3月17日には竹内涼真(32)主演のサスペンス「再会~Silent Truth~」(テレビ朝日系=火曜夜9時)が最終回。


「前クールのTBS系火曜ドラマでの“勝男”人気があって期待された割に、初回視聴率は6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、この枠の前クール『ちょっとだけエスパー』を2ポイント近く下回る発進でした。ですが、サスペンスファンが下支えして第2話以降も6%前後で安定、2月24日の第7話では初回を上回る7%台もマークしています」(テレビ誌ライター)


 ただ、最終回直前の10日放送の第8話では5.8%と、これまでの最低の数字に。


「考察系が特にリアタイ視聴よりも配信で見る人が多いので、最終回目前での乱高下はあまり気にする必要はないでしょう。テレ朝のゴールデンタイムのドラマで最高の配信再生数ということで、局内では及第点の評価があるようです」(広告代理店関係者)


 ネットでは考察班が盛り上がる一方で、ヒロイン“麻希子”についての意見も活発だ。演じている井上真央(39)については《年齢を感じさせない美しさ》という賛辞もあるものの、役柄のほうは《3人の男に色目使ってキショい》《男ウケはいいかもしれないけど、女に嫌われるタイプ》《行動がいちいち理解できず、感情移入できない》などなど、共演の竹内が前クールにTBSドラマで演じた“勝男”と真逆の評価が下されている。レビューサイトFilmarksの星の数は無難な3.3(3月16日現在)。


 第8話で麻希子の壮絶な過去が語られると、《あれは泣ける》という同情の声も多数上がったが、《横浜からわざわざ忌まわしい街に戻って商売する意味が分からない》なんてツッコミも。


「麻希子のキャラクター造形への反発はありますが、それだけ井上さんの演技や存在感が素晴らしかったということでしょうね。マイナスでも意見があるということは、それだけ見られている証拠。23年前の事件と現在の事件とのつながりも含め、まだまだ謎がありますし、さすがに最終回は数字も盛り返してくると思いますよ」と語るのはテレビコラムニストの亀井徳明氏。「放送前やスタート直後は《テレ朝火9に考察ものは似合わない》なんて声もありましたが、結果的には成功と言えそうです」と評価する。


 さて、そのテレ朝系火曜9時枠の“春ドラマ”は、高橋一生(45=写真)主演の「リボーン~最後のヒーロー~」。

《高橋一生が究極の二役に挑む!転生ヒューマンドラマ》(公式サイトから)だ。


 新ドラマの情報が出ると、《TBSのリブートが終わったらテレ朝はリボーンか》《転生とはいえ二役ってのも類似っぽいね。でも高橋一生の演じ分けは楽しみ》《14年前に真逆のキャラに転生して人生やり直しらしいけど、また過去と現在のリンクもの?》などなどネットも素早く反応している。


「タイミング的には偶然かもしれませんが、過去の場面が多く出るドラマは本当に増えました。視聴者の“思い出”に寄り添うことで、SNSなどで意見が出やすい状況をつくるという意図からでしょうか。各局がネット記事になりやすい構造のドラマを作ろうとしているのを感じます。それはともかく、高橋さんは21年のTBS系『天国と地獄』で綾瀬はるかさんと入れ替わるという役もやっていて、今回の“転生”二役もその演じ分けも大いに話題になりそうですね」(亀井徳明氏)


「リボーン」はコメディー寄りのようだが、過去をさかのぼりつつ、“考察要素”と“社会性”を取り入れたヒューマンドラマが続くテレ朝系火9。水9と木9が比較的ストレートな“王道路線”なのに対して、考察も取り入れた“変化球枠”として定着するか。


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 2024年に女優・飯豊まりえと結婚を発表した高橋一生。かつては、「共演者キラー」として名を馳せたことも。関連記事【もっと読む】『高橋一生の評価また爆上がり “共演者キラー”レッテルも完全払拭の一石二鳥』…で詳しく報じている。


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