ABCテレビは3月17日、お笑いコンビ「千鳥」がMCを務めるバラエティー番組「相席食堂」の見逃し配信再生数の合計が、2018年の番組開始以来、累計1億回を突破したことを発表。関西の深夜番組で絶大な支持を得ている一方で、“名物企画”が波紋を広げている。


 尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(79)が13日に自身のインスタグラムを更新。尾木氏が全身を地中に埋められて顔だけ出した写真を添えて、《佐倉市名所の風車をバックに見事に埋まりました~♪》などと投稿。「相席食堂」のロケだったことを明かして、物議を醸したのだ。投稿には、好意的な反応があった一方、多くは《相席食堂でよくこれやってるけど個人的には面白さがわからん 千鳥は喜んでるけども》《こういうおふざけの延長で事故って起きる》など危険性を指摘する声だった。


「過去には、海岸の砂浜で友人らが“サプライズの落とし穴”を作って落ちた夫婦が砂に埋まって窒息死した事故も起きている。砂は見た目よりも重く、一気に何十キロ、何百キロの圧力がかかります。尾木さんも『コンクリートに詰められた感じ』ともこぼしていたように呼吸不能になるリスクも伴う。担当した若手女性ディレクターは千鳥から“埋め師”の別名を与えられ、過去にはつまみ枝豆さんや元KAT-TUNの中丸雄一さんなどが埋められています。この時も視聴者から疑問視する声はありましたが、尾木さんは高齢で、教育評論家として“お手本”を見せる立場の人ですから、さすがに今回はSNSでも炎上しました」(大手番組制作会社関係者)


 実際、批判は番組だけにとどまらず、尾木ママのインスタのコメント欄などには《子どもたちが真似しますので、ヤメテください》《芸能界、地上波は年取ってここまで体張らないとあかんのか》《注意すべき立場、なぜ受け入れたのか》などと、本人にも厳しい声が相次いでいる。


「番組内で大悟もディレクターに『怖いんやで、埋められてみ、一回』と注意しています。過去にも出演者側に面白くないと指摘されつつも、番組側はシリーズ化させている。近年の番組の傾向として、“ディレクターやスタッフがムチャをして、人気芸人や俳優にイジられて笑いが起きればおいしい”という演出は少なくない。

先月は、テレ東の旅番組のゲーム演出で演者が大けがをする事故が起きました。この時も、演者側が事前に危険性を指摘していたと明かされましたが、今回もMC側も尾木さんのような出演者も立場上、『ノー』と言いにくいですから。局側が名物企画として“容認”する姿勢に疑問の声も上がっています」(前出の関係者)


 危険であることは当然ながら、笑いのツボが視聴者とは乖離し始めているのか。


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 ABCテレビでは、名物番組の『探偵!ナイトスクープ』での過剰な演出が炎上したばかりだ。関連記事【こちらも読む】『ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」ヤングケアラー問題…2度の声明発表も大炎上しました。一番の問題は?』…も必読だ。


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