【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】
この期末で終了するテレビ番組がいよいよラストの3月末を迎えた。
例えば、フジテレビの帯番組「サン!シャイン」と橋下徹出演の「日曜報道 THE PRIME」、日本テレビの「キントレ」と「with MUSIC」、TBSの「アッコにおまかせ!」などが消えていく。
もちろん、長く続いた番組でも数字が落ちてきたら打ち切りになるのがテレビというものだ。
新番組に変更となると、最初に予算を決めるわけだが、昨今のテレビ界はなるべく安い制作費でつくりたいため、スタート時から予算を抑える。というのも、長寿番組になると出演者のギャラが少しずつ上がっていくし、制作会社への支払いも増えていくからだ。タイムスケジュール的には、3月で番組終了なら、新しいプロデューサーのチームが1月中旬から新番組の準備に入っている。
ところが、早々に終了を発表したのが読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」だった。終了するのは今年の9月。この番組は06年に関西ローカルでスタートし、翌07年から全国放送となって20年という長寿番組。終了の理由は、司会の宮根誠司(62)の「20周年を区切りに勇退したい」という意向だとされるが、最近は裏番組の「ゴゴスマ」(CBCテレビ制作)に数字で負けることもあり、早めに対応したいということもあるだろう。
実は、僕は番組スタートから「ミヤネ屋」にレギュラー出演させてもらっていた。ただ、芸能ニュースがほとんど扱われなくなって、3年ほど前から出演が極端に少なくなり、縁が薄くなった。とはいえ、宮根本人のことはよく知っているつもりで、彼の“本音”をズバッと話す面とは別の、シャイで繊細な部分も感じていた。
ワイドショー司会者ではあっても個人的なことはあまり表に出さないと思っていたが、意外にも正直な人だ。
その数年後、再婚報道が出た際、宮根に「先月、品川駅の新幹線乗り場でバッタリ会った時に一緒だった女性ですね?」と聞いたら、「アッ、あれは北新地のホステスさんや」と返されて驚いたこともあった。
番組を半年以上も前にやめると言えば、次の仕事のオファーもかなりの数が来ているはずで、タモリさんのように宮根自身がやりたい仕事をじっくり選べるだろう。早い決断は他の出演者たちの身の振り方に時間的猶予を与える彼なりの気配りでもある。
(城下尊之/芸能ジャーナリスト)

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