年度末を機に、芸能界の「退所ラッシュ」が続いている。


 タレントの王林(27)は所属事務所のボンドと契約を終了し、地元・青森の「リンゴミュージック」に復帰。

速水もこみち(41)は研音を卒業。05年に「ごくせん」(日本テレビ系)で俳優としてブレークし、「ZIP!」(日本テレビ系)内のコーナー「MOCO'Sキッチン」で料理タレントとしての地位も確立。オリーブオイルを高い位置から垂らすポーズが話題になった。長年、速水を育てた研音は、21年に竹野内豊(55)、昨年末に唐沢寿明(62)など看板俳優が卒業している。


 お笑い業界では、吉本興業で、ライセンスの藤原一裕(48)、元「天竺鼠」の天竺川原(46)が退所。R-1王者の三浦マイルド(48)も卒業し、「4月以降は、営業サポート契約で吉本興業とかかわっていく事になります」とコメント。落語家でお笑い芸人の桂三四郎(44)も「今の僕の仕事のやり方では吉本と専属契約を結ぶのは難しく所属を離れる形となりました」とSNSで発表、営業サポート契約になるという。


この“営業サポート契約”は、この4月から新たにできた契約形態で、吉本から仕事をもらったときだけマネジメント料が発生する、いわば業務提携。実はその裏で吉本の所属芸人縛りが厳しくなったのだという。


「吉本からの仕事以外も全部申告して、全てマネジメント料を取るシステムに変わりました。自分で取ってきた仕事や若手の自主公演まで全部ですから、若手やテレビに出演していないランクの芸人はますます食べていけない。吉本は芸人の管理はするけどヘタ打ったらクビですから、不平等と言われても仕方ありません」(芸能関係者)


 そもそもそんな管理ができるのか。


「所属芸人は6000人とも言われていますし、定時で帰る本社の人たちに管理はできない。とはいえ、もし見つかったら法務が出てきて遡って請求されるとも言われている。テレビに出られない中堅より下の芸人にはメリットがない。芸人たちは不満タラタラです」(テレビ関係者)


 他の事務所でこの手の締め付けの動きがあるかは不明ながら、独立や退所が当たり前となり、芸能事務所側も契約時に対応を迫られる傾向が高まっていることは確か。吉本興業としては、かつての「闇営業問題」への対策の意味もあるのだろうが、芸人がどんどん離脱してしまうようでは、芸能事務所としては、決していい施策とは言えないかもしれない。


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 退所といえばリーダーも、またしかりである。関連記事【もっと読む】嵐・大野智「退所」発表の“絶妙タイミング”に違和感…新曲リリース直前で宣伝効果は抜群?…では、退所発表の時期がタイムリー過ぎることについて分析している。


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