狂った王が粛清を始めたのか──。米トランプ政権(第2次)で2人目の閣僚が更迭だ。
ボンディは、エプスタイン事件を巡る捜査資料の公開を主導してきたが、黒塗りや非公開にして政権批判を招き、その手腕にトランプがいら立ちを募らせていたとされる。ノームの解任は、強硬な移民取り締まりの責任者として国民の不人気を極めたことが背景にある。米国民2人がICE(移民・関税執行局)職員に射殺される事件も起きた。
もっとも、両閣僚はいずれもトランプの庇護の下、トランプ政権の方針を忠実に実行していた人物だ。エプスタイン事件からトランプを守ろうとし、トランプが推し進める移民政策を断行したのに、結局、排除されてしまった。
「第2次政権の閣僚は、トランプ氏への忠誠心の高い人ばかりを集めたので、ヨイショがうまい一方、能力的には劣るんです。で、そろそろ化けの皮が剥がれてきた。閣僚たちがトランプ氏にとってプラスと思ってやることが、あまりの太鼓持ちで世間に滑稽に映り、一線を越えるとトランプ氏からの評価も下がる。忠臣でも、目立つミスが一定程度重なると、一人ずつ追放されるわけです。悲劇なのか、喜劇なのか」(上智大教授・前嶋和弘氏=現代米国政治)
米メディアでは早速、次なる解任候補の名前が浮上している。
政治専門紙ポリティコによれば、ラトニック商務長官とチャベスデリマー労働長官の交代が検討されているという。
米誌アトランティックは、パテルFBI(連邦捜査局)長官やドリスコル陸軍長官の去就が議論されていると伝えている。前出の前嶋氏は、ヘグセス国防長官、パテルFBI長官、レビット報道官の名前を挙げた。
「夜の人気トークショーで3人とも嘲笑の対象になっているんです。パテル氏はポルノサイトにアクセスしていたことが暴露された。レビット氏は赤を黒と言い、白を青と言う何でもアリの人」
このままでは「そして誰もいなくなった」となりそうだが、「トランプ氏をヨイショする人は次から次へと出てくる。ただ、同じタイプなので、閣僚に就いてもしばらくしたら、また解任となりかねませんが……」(前嶋氏)。
恐るべき無能政権。イラン戦争が泥沼化するわけだ。
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「虚勢を張る」「冗漫」「論理破綻」「支離滅裂」……トランプ米大統領がホワイトハウスで行った演説の姿はまさに“キレる高齢者”そのもの。関連記事【もっと読む】で取り上げている。





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