【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】


 前回のコラムで、いわゆる「紀州のドン・ファン事件」、資産家の野崎幸助氏が急性覚醒剤中毒で死亡した件を取り上げた。殺人の罪に問われた元妻の須藤早貴被告(30)に対し、1審の和歌山地裁、2審の大阪高裁が共に無罪判決を出し、さすがに上告は無理だろうと僕は予想した。


 ところが、今週月曜日に大阪高検が1、2審判決を不服として最高裁に上告したのだから正直、驚いた。検察は、須藤被告が「何らかの方法で覚醒剤を飲ませた」としたが、その殺害方法がわかっていない。その上、野崎氏自身が誤って覚醒剤を過剰摂取した可能性も否定できないとされている。検察はその疑問の両方を新たな証拠などで明らかにしなくてはいけないんだから正直、無理筋。検察だってわかっているはずなのに、期限ギリギリに上告に踏み切ったのは、もはや“意地になっている”としか思えない。少なくとも「犯人は須藤被告なんだ」「我々は確信している」と強くアピールしたいのだろう。その事情は認めるが、疑わしきは罰せずの大原則をどう思っているのか、ひどい話ではある。


 ひどい話ついでに、広末涼子(45)が芸能活動を再開した。それが今月1日で、さっそく7日には自身のインスタに最新ショットを投稿。白のセットアップで、うつむき加減で笑顔を見せている姿にファンは「最高キュート」「待ち望んでいた瞬間」とコメントしている。


 彼女は昨年4月に静岡県内の高速道路でトラックにぶつかる事故を起こし、搬送された病院で看護師に暴行して逮捕される騒動を起こした。事故に関しては略式起訴、傷害容疑については起訴猶予となっていた。

その後、「双極性感情障害・甲状腺機能亢進症」のため休養していた。


 実は、彼女が仕事復帰するというので、ある配信系ドラマのプロデューサーが出演オファーをかけたのだが、1週間を過ぎてもまったく何の連絡もないという。そのオファーは連ドラで、主演ではないが、出演シーンを少なくしつつも目立つ役柄で、彼女の負担が少なくなるように配慮された内容だったという。


 本来ならマネジャーあたりが連絡してきて、「しばらく時間をもらって検討させていただきます」などと折り返すべきだろう。断るにしても、今の状況や希望などを述べて辞退すべきなのに、まったく反応なし。オファーしたプロデューサーも驚いたという。


 個人事務所となった広末は、周囲に経験のあるスタッフがいないということか。まったく“ひどい話”だと思った。


(城下尊之/芸能ジャーナリスト)


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