
ワイドパンツのコーデ、どうすればいい?
必須アイテムともいえる地位を確立しながら、意外と着こなしが難しいワイドパンツ。買ったはいいけど、「着方はこれで合ってる?」と鏡の前で首を捻ってしまう方も結構多いのでは?
そこで今回は、コーディネートを簡単に成功させるためのワイドパンツ選びのポイントと、お手本にしたいショップスタッフのコーデをピックアップ。
コーデを簡単に成功させるための、ワイドパンツの条件って?
これからワイドパンツを買うなら、ちゃんと着こなせる一本を選びたいところ。注目するポイントは、シルエットと丈です。
安定なのは「クロップド丈・テーパードシルエット」

やはり気になるのは、太さゆえのもたついた印象。その原因は、シルエットと丈です。特にストンと落ちるシルエットだと野暮ったくなることが多いのでご注意を。長い丈をロールアップするのもアリですが、丈を捲ることで逆に重い印象になることも。
裾に向けて細くなったテーパードシルエットで、7分~8分丈程度の丈に設定されたクロップド丈のものを選ぶのがオススメです。

と、ここでは分かりやすい表現としてクロップドという言葉を使っていますが、極論、丈が余ってクッションしなければOK。ジャスト丈~クロップド丈の範囲で選ぶのが安心です。
ワイドパンツと相性のいい靴は?
ボトムスはパンツだけにあらず。シューズにもこだわって初めてコーデが完成します。というわけで、ここではワイドパンツとシューズの秀逸なマッチングをご紹介。シューズ選びの参考としてもぜひどうぞ。
1.白スリッポン×切りっぱなしデニム

デニム×白スリッポンのカジュアルな取り合わせ。この場合は、丈感は短くすっきりさせすぎず、ちょっぴりラフさを残すくらいが正解。
2.ローファー×グレンチェックのスラックス

スラックスにはレザーシューズを合わせるのが正攻法ですが、こちらはもう一枚上手。ソールにボリュームのあるローファーを持ってくることで、フォーマルな印象をやりすぎない程度に中和させています。
3.細身の白スニーカー×極太なネイビーパンツ

「ワイドパンツに合わせるならボリュームのあるシューズ」が通説。ですが、ズドンと思い切りのいい太さのワイドパンツでも9分丈なら〈adidas〉のスーパースターのような細身シルエットでもOK。発色が良く上品なネイビーと、履き古したホワイトとクリーム色もバランス良好です。
ショップスタッフはどう着こなしている?
丈のバランス、色使い、アイテムの取り入れ方など、いろいろ不安なワイドパンツのコーディネート。クローゼットの前で悩むより先に、まずはプロの技を参考にしてみるのが吉。
というわけで、いつもFACYで秀逸なアイテムを提案してくれるショップスタッフのコーディネートをご紹介!各スタッフの着用アイテムもリンク先でチェックできるのでぜひ参考に。
1.ベーシックなカラーは質感と小物で遊ぶ

SEPTIS/タイガさん
トラディショナルなアイテムで大人らしくまとめたスタイル。グレーやブラウンなどのベーシックな色味を採用し、サイズ感もルーズすぎないものを選ぶことで落ち着いた印象に。
毛足の長いニットなどの質感や、ラウンドシェイプの眼鏡やベレー帽といった小物をアクセントにすれば、さりげないこなれ感も確保できます。
2.ストリート×ドレッシーでバランス良く

EDIFICE LA BOUCLE/松木亮太さん
トップスはバンダナ柄の開襟シャツとネックレスでやんちゃな印象。対照的に、ボトムスはホワイトのパンツと細身のサイドゴアブーツといったクリーンなアイテムで統一しています。この、絶妙なミクスチャー感が良い。
レザーシューズの素材感をレザーのキャップで拾う高等テクニックにも注目したいところ。EDIFICE LA BOUCLEの看板スタッフによる、ラグジュアリーストリートのお手本コーデ。
3.テーパードを活かすならリラックスサイズで

store a/一明さん
テーパードを効かせたパンツは、ゆったりとしたニットやスニーカーといったリラックス感のあるアイテムと合わせれば、旬なバランスに。ボトムスにはグレンチェックを採用することで、統一感ある色味に奥行きを与えています。
ちょっとした外出からデートにまで対応できる、大人のカジュアルスタイル。
4.上下ホワイトならマルチカラーをプラス

ABAHOUSE HARAJUKU/藤原 裕幸さん
クロップドパンツとジャケットの組み合わせは、色味をホワイトに統一すればフレッシュな仕上がりに。マルチカラーのチェックシャツと小物をプラスすれば、全体の印象がぼやけることもありません。
足元はドレッシーなタッセルローファーで引き締めて。
5.超ワイドパンツにはショートジャケットを

wien/高田 謙志さん
ネイビーの極太パンツにアディダスのスーパースターが合うのは前述した通り。加えて、ショート丈のレザージャケットを羽織れば、丈のバランス感と素材感が秀逸な、遊び心あるコーデに。
インナーに仕込んだパープルのパーカーは、ネイビーと喧嘩せず、アクセントにもなる絶妙な立ち位置。定番なスタイルに慣れたら試したい、色使いで魅せる上級者の着こなしです。
6.ストリートスタイルにはワイドデニムが大正解

JOURNAL STANDARD 神戸店/西田 匡朗さん
ストリート感のあるワイドデニムは、トレンドのコーチジャケットとも相性抜群。定番の黒を着こなすなら、パープルのインナーやオレンジのガチャベルトといった個性的な色味の小物で、メリハリをつけて。
インナーとコーチジャケットの間にはダブルのレザージャケットをレイヤードするなど、意外性あるアイテム使いもポイントです。
7.ビッグジャケットはあえてルーズに着崩す

EDIFICE LA BOUCLE/沼宮内 豪介さん
今期気になる方も多いであろうビッグサイズのジャケットは、あえてボトムスもゆったりさせるのが旬。上品なレザーシューズを合わせれば野暮ったい印象も避けられます。
ジャケットをカジュアルなスタイルに落とし込む場合は、インナーはシャツでなくカットソーを採用するのがベター。写真のように秋冬に似合う色使いで遊ぶのもお忘れなく。
8.ロング丈のトップスはクロップド丈で調整

[Milok]/島田さん
ロング丈のトップスとジャストな丈感のベストをレイヤードし、さらにクロップドパンツを合わせれば、丈感で遊ぶユニークなスタイルが完成。シューズはローテクスニーカーで爽やかにまとめ、足首を出すことですっきりとした印象に。
素材感や色合いにもしっかりメリハリをつけているところも流石の一言です。
9.トラディショナルなコーデは小物で一捻り

EDIFICE 新宿店/鷹觜惇平さん
グレンチェックをあしらったパンツはトラディショナルな佇まいが魅力。レザーシューズでその印象を引き立てつつも、柔らかな質感のショールカラージャケットを合わせて肩肘張らないバランスに。
そこにタートルネックのカットソーを合わせれば安定感のあるスタイルに仕上がりますが、更にマルチカラーの小物を合わせてもう一捻り。”ちょい足し”でさりげなく個性を出すのが玄人流。

ショップスタッフに相性のいいアイテムを聞こう!
同じワイドパンツでも、合わせるシューズやトップスによって、仕上がりの印象は大きく変わるもの。コーディネートは“相性”が肝心なんです。もし持っている服と合うアイテムが知りたくなったら、ショップスタッフ直接に質問してみるのも一つの手。
FACYでは、「ワイドパンツに合うスニーカーを探しています」、「初心者でも挑戦しやすいワイドパンツのコーデを教えてください」など、ショップスタッフとメッセージのやり取りをしながらアイテムを探すことができます。通販や商品の取り置きも可能。理想のコーディネートを実現させるために、ぜひ活用してみてくださいね。
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