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韓国もまた、家庭から手術室まで、カメラがないところなどないのではというほど、防犯というか監視カメラがあちらこちらにある。昭和は遠くなりにけりだが、この家のベッド(不適切な関係も含む)や試着室、トイレなどに巧妙にしかけられたカメラたちが、インターネットカメラ(IPカメラ)として、韓国内外の違法ポルノ共有サイトとして成り立っている。
韓国政府は「IPカメラセキュリティー強化策」を策定推進しているが、その対応は後手後手になっている。
IPカメラの設計や製造の時に文字や数字、特殊記号を組み合わせてパスワード状態にする。またはその義務づけ。それはこれから作られるものに有効であっても、今現在違法に使われているものには効力がない。チェンジするにはそれなりの費用もかかり、個人や企業にまかせるとやらない場合もある。
今年8月に、韓国のとある家庭の一部始終の映像が、海外のサイトやテレグラムに流失し拡散された。これらは、1本あたり1553~2330円で販売されてもいて好事家にはたまらない。売っているんだから買う。
IPカメラの多くは、中国製。安い、手軽と輸入した結果がこんな結末になっている。防犯カメラは人を守るが、そこにプライバシーはない。特に警察が犯人を見つけるために開発するものは、出回ると、性能がいいだけに、一般人にマネされ、また違った問題も怒る。
スマホ(携帯電話)が世の中に出回ってアリバイのない時間がない世の中になったが、どこでも監視されながら生きていくことは、人間らしいといえるのだろうか。
【編集:fa】