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コンサートには、妊婦入場禁止というNGはない(筆者の知り合いも妊娠5か月でマッキーのコンサートに参戦している)。ただ、自制心というのか、ある程度お腹が大きくなる、あるいは早産の危険性がある週数に入ると、自然と行かなくなるものだ。
だが、この歌手のファンは、なぜか行った。アクシデントなど起こらない自信があったのだろう。そして起こったのが、入場の列の時点であり、コンサートの最中でなかったのが幸いした。入場の列に並んでいた女性に、突然の陣痛が見舞った。救急車を呼んでいる暇などなく、よくドラマである「出産を経験した女性や医療関係者はいませんか」「男性は離れてください」「この場を大きな布で隠してください」などになり、するんと安産で生まれてきたのだろう。
この赤ちゃんの父親は中華料理店で働いている。母親はマレーシア人だ。
大きな混乱などは起こらず、結果を聞いた中国人歌手も祝福の意を表した。めでたしめでたし。
少子化が叫ばれる今、産科には、年子だと思われる小さな子供3人つれて、へそピアスをあけ、ともすれば転びそうな高さのサンダルをはいた妊婦がいたりする。
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