チェジュ航空、着陸失敗・179人死亡の大惨事を受け、日本路線も減便
成田空港第3ターミナル・チェジュ航空カウンター(2025年1月13日) 画像（1枚）
　2024年12月29日、韓国の務安国際空港でチェジュ航空の旅客機が着陸に失敗し、搭乗していた179人が犠牲となる大惨事が発生した。

【その他の写真：成田空港第3ターミナル・チェジュ航空カウンター(2025年1月13日)】

　バードストライクが原因と見られている。
鳥の大群と運悪く激突し複数の鳥がエンジンに吸い込まれた。エンジンのブレードが破損し揚力を失った。左右両方のエンジンが壊れてしまった。そのため、逆方向から胴体着陸を実行し悲惨な結果を引き起こした。
　
　韓国航空鉄道事故調査委員会は11日、「米運輸安全委員会(NTSB)がブラックボックスのフライトレコーダー(FDR)とコックピットボイスレコーダー(CVR)を分析した結果、事故機がローカライザーに衝突する約4分前から2つの装置ともにデータ保存が中断していたことが把握された」と明らかにしている。

　事故原因を究明し再発防止に生かすことは極めて困難になってしまった。チェジュ航空では、当面、運航本数を削減し、整備強化などに充てるとしており、日本発着便も減便する。
【編集:af】
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