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だが彼は、スーパーの50台のショッピングカートと共にいたのだ。駐車場には得てしてカート置き場があるものだが…残念ながら使用したカートではなく、盗難したカートだった。一緒にいたら、風よけ(になるか? )とも言えるだろう。でも彼は非常階段で寝ていて、カートは地下駐車場の目立たない一角に保存されていた。
カートも金属である。世界各国で金属の値段が上がっている今日、カートも溶かして再利用(あるいはそのまま転売)金属にすれば、このホームレスはいくばくかのお金を手に入れることができる。
ただ、彼は罪には問われないかもしれない。韓国の警察署の独自の犯罪予防活動の巡回によって発見されたからだ。身元を確定し釈放される。今後は不拘束で検察送致される。
この見回り部隊は、なんでもかんでも112番(日本の110番)に依存しないように、事前に犯罪になりそうな案件をピックアップして、韓国国民の良心に訴えかける組織だ。
けれど、売買の取引現場に居合わせても、「やめなさい」で済むのかは謎だ。
犯罪はどこの国でも増えている。見回りだけで軽く許されるのならば、それこそ警察はいらない。
【編集:fa】