2025年2月、北朝鮮では満足なご飯が食べられない。少しでも食べられるのならばと北朝鮮軍に志願する。
けれど、雀の涙ほどしか増えはしない。だから、ウクライナへ闘いにロシアから派遣されて行く。そして、たぶん意図して捕まり、捕虜になる。

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 この現実に対して、韓国政府は「派遣された北朝鮮の兵士が韓国に来ることを希望するならば、全員受け入れる」と表明した。

 まずは、今捕虜になっている2人の北朝鮮兵士のうち「韓国に行きたい」と述べている一人の法的判断がどう決まるかによって、「韓国の人口が増えた!」と純粋に喜ぶか、「あんなこと言わなきゃよかった(大統領不在だから言い放題)」と後悔することになるか。

 北朝鮮自体は、ロシアの軍派遣を公式に行っているとはしていない。しかし、万人以上の北朝鮮人が行っているわけで、ロシアから提供された偽の身分証を所持して闘っている。
この奇妙なやり口で、国際法上は、交戦国とは認められてはいない。実際に捕虜が出ていてもだ。国も認められていないのだから、兵士も闘っていないことになる。
ロシア側は「彼らはロシア軍の一員だ」と主張するかも知れない。

 だから、北朝鮮が公式派遣を認めていないので、韓国が彼らを「脱北者」扱いは可能だ。
脱北者は韓国国民としての地位を持ち、保護を受ける権利があると、韓国憲法上定められている。
ただ人権上、または脱北者である捕虜の命を守るため、公式発表しない可能性も存在する。

 「捕虜は、北朝鮮では裏切り者に値する。韓国に行ったことを知られれば(暗に戦死したことにしてほしいという要望)家族が平壌にいられなくなる」と心が揺れていることも伝わってきている。

 韓国が善意で韓国国民にしても、カラスはカラス。韓国の秘密を北朝鮮に届ける使命を持っているかもしれない。気を付けた方がいいよ、なんて聞く耳持たないか。
【編集:fa】
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