【その他の写真:資料写真、ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領 誕生日会スナップ 2017年3月28日撮影、ドゥテルテファミリー提供写真】
ドゥテルテ氏は、香港からマニラ空港に到着した直後に警察に身柄を拘束された。ドゥテルテ氏を乗せたチャーター機は、同日夜出発。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを経由し、オランダのハーグに向かった。ハーグ到着予定時刻は現地時間の3月12日午前10時。
ドゥテルテ氏は大統領在任中、違法薬物の取り締まりを目的とした「麻薬戦争」を主導し、政府発表によると6000人以上が死亡した。
逮捕後、ドゥテルテ氏の娘であるサラ・ドゥテルテ副大統領は声明を発表し、「フィリピン政府が国民を外国勢力に引き渡したことは、主権に対する侮辱だ」と非難。一方、マルコス大統領は「国際社会の期待に応えるための適切な法的手続きだった」と述べ、正当性を強調している。
ドゥテルテ氏はハーグ到着後、ICCの予審裁判部に出頭し、公判前の手続きが行われる予定だ。
【編集:af】