日本の自治体で大きな道路や箱モノを作ると、申し訳ないのか花壇を作る。しかし、花壇で存在するのはいいとこ1~2年で、そのあとは荒れ放題になる。
たまに大がかりにシルバー人材センターさんを動員するが、花壇には戻らない。

その他の写真:イメージ

 そういう点からすると、韓国の自治体はきちんと花壇を管理して、大量の花を咲かせているのは、とても素晴らしいことだ。
住民がその花たちを見て、心から憩う。…なら素晴らしい。

 とある自治体の花壇に、イギリス製のSUV「ランドローバー」(約1400万円~2800万円相当)が停まっていた。
あちこちに防犯カメラがあるから、こんな高級車が停まっていたら、カメラだけじゃなく、人々の視線も持ち主に集まるってもんだね。そして、スマホを取り出し動画を撮る。現代では当然の行動ともいえる。

 ランドローバーの持ち主は白のジャケットに黒のパンツをはいた長い髪の女性。色とりどりの花が咲く花壇に入って行って、丁重に花を選んで、壊れないようにきれいに摘む様子が動画が移している。1本2本「まあ、きれい」じゃないのだ。抜くは抜く。
あっという間に、一つの花束を作ってしまった。そしてそれで満足することなく、自然な手つきで、もう一つの花束を作った。そして、車に乗って去った。

 残されたのは、キレイどころの花がない花壇。

 動画は車のナンバーもとらえているが、ナンバープレートは微妙に隠されている。SNSにUPされたこの動画を見た人たちからは、ナンバープレートを公開した方がいい。(花の)プロの犯行だ。との声が上がっている。

 自治体が放置しているのは、こういう花盗人がいるからかもしれないが、作った限り花壇は美しくしていてほしい。そして、花盗人は盗人ではなく、窃盗犯だという罪人だということを認識してほしい。
【編集:fa】
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