フィリピン・パンパンガ州アンヘレスで、韓国の国会議員が撃たれ死亡
閑散としているフィリピン最大の歓楽街、アンヘレス　ウォーキングストリート、桜田和也さん提供写真 画像（1枚）
　2025年4月20日・午後1時50分ごろ、フィリピンのパンパンガ州アンヘレス市で痛ましい事件が発生した。クラーク空港を経由して韓国に帰国途中だった韓国の国会議員の男性がバイク強盗に遭い、射殺された。


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　防犯カメラの映像によると、被害者と同僚の韓国国会議員がBPI銀行フレンドシップ支店前にいたところ、バイクに乗った2人の男が近づき、容疑者は現金、携帯電話、パスポートが入ったショルダーバッグを奪おうとした。被害者が抵抗したため、胸部を撃たれた。病院に緊急搬送されたが、搬送時に死亡が確認された。

　地元の韓国人コミュニティと韓国領事館関係者は、被害者を追悼し、深い悲しみを表明するとともに、正義の実現を求めている。容疑者につながる情報提供者には報奨金が用意されており、総額は20万ペソ(約55万円)。

　現地在住で地元の事情に精通している桜田和也さんは「アンヘレスのコリアンタウンからは治安の悪化から帰国する人が多く、歓楽街も閑散としています。これまで多かった韓国とクラークを結ぶフライトもキャンセルされる便が増えています。近日中に調査のため韓国の副大統領が訪比する計画もあるらしいです」と話す。
【編集:Eula Casinillo】
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