まず、日本でもこういう母親増えています。毒親と揶揄されていますけどね。
世界中どこにもいるんです、韓国だけではないけれど、韓国の守銭奴の母のお話。

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 母子家庭で育った一人のお嬢さん。学歴社会の韓国であっても、高校を出てすぐ美容室で働いた孝行娘。給料は全部母親に渡し、わずかな小遣いで「美容室という華やかな社会」と「倹しい現実社会」で生きていた。給料を母親が管理するのは、家を助けるために娘が申し出たのではなく、母親からの提案だった…「お年玉、お母さんが貯金しててあげる」と渡したが最後1円も返ってこなかったこと、ありますよね。

 美容師の給料は、技術次第で上がるものだが、見習い時代は最低賃金以下だったりする。それでも、母親は通帳を見せて「いくらいくら貯まったから」と娘に報告していた。勤め先に毎日同じ服も着ていけない。資格取得の費用や友人の結婚式のご祝儀だってある。それを母親からもらおうとすると、母親は「金が貯まらないのはオマエの無駄遣いのせいだ!」と罵倒するようになった。友人へのご祝儀は、友人との縁を切る気なら出さなくてはいい。でも、美容師としていい給料を得るためには資格費用は必要だ。


 20年の時間が経った。お嬢さんも38歳になった。良縁に出会った。そこで、出費した金額や家で使われただろう金額を差し引いて「預けていた約3000万円を返してほしい」と母に言った。すると「離婚したら、相手にもっていかれるから、(実)家に置いておいたほうがいい」とか通帳をみせないとか。

 娘は、母親がお金に汚い人間だったことを改めて思い出した。

 銀行に行って、残金を調べたところ、数万円しか残っていなかった。

 親に全給料を預けるというのは、金銭感覚が間違いなくおかしくなる。自分の使い方が悪くて借金まみれで親に1回泣きつくとしても、自分が働いた金は「守銭奴」の母親には渡さない方がいい。昼も夜もなく働いてくれた母子家庭の苦労があったとしても。

 韓国には、オマエのものは、オレのもの。オレのものは、オレのもの。
素晴らしい言葉があるじゃないか! 。
【編集:fa】
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