韓国ソウル市にあるソウル大公園は、2023年から種の保存を目的とした「種保存センター」の本格化運営を始めている。

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 たった2年しか経っていない今年、絶滅危惧野生生物である、キツネやクロツラヘラサギ、コウライバトの3種類の繁殖に成功した。

昨年は、5種23頭の実績があるので、今年の後半戦も楽しみな展開になっている。

 内訳は、キツネ5頭、クロツラヘラサギ1羽、コウライバト5羽。

 力を入れているのは在来種ばかりではない。
キューバフラミンゴが2019年2020年に続き3度目の繁殖に成功。すでに2羽が孵化しており、韓国国民に健康に成長しているさまを見せている。

 またオーストラリアを代表する鳥類であもあるエミューも2羽誕生。実に17年ぶりだ。親は1983年生まれと鳥にしてはちょっとご老体だが、オスが卵を50日間温めるという役割をきちんと担った。ひなは、エミューにいい食べ物を与えられて危険にあわない場所で生存している。

 ただ韓国のことだ。在来種はまだしも、キューバフラミンゴにしてもエミューにしても、これからも順調に子孫を残したら、「実は種は韓国にあったのではないか」と地球誕生から遡って言ったりしかねない。

 「絶滅危惧種を保存していく努力と、生物の多様性保持の成果を韓国が実証している」。
すでに大公園の園長が言っている…。
【編集:fa】
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