人口は多くてもある程度の客足が見込めない場所に、スターバックスはない。風景を別メニューにしたスタバ、駅近を売りものにしているスタバ、モール内のスタバ、スタバは様々な面を持っている。


その他の写真:イメージ

 そんなスタバの中でも、最上級の「肝っ玉」のあるスタバにようこそ。韓国の金浦市の愛妓峰平和生態公園は、北朝鮮の静かな山間を一望できる立地にある。静かっちゃ静か、有事になったらやばいちゃやばい場所に、スタバがオープンした。夜でも眺められるように(ある意味夜間監視所か? )夜間オープンの実施も行われている。

 客足がなければ、客足を呼べばいい。昨年愛妓峰を訪れた人は19万人強~月平均1万5000人ほど。昨年11月に公園内にスタバがオープンしたからか、今年の4月までにすでに1万3409人~月3352人で、去年の2.4倍になっている。

 北朝鮮の海岸域までたった1.4キロしかない。望遠鏡がなくても北朝鮮が間近に見える。その風景をスウィーツとしてコーヒータイムを堪能できる。
なんたって、民間人の立ち入りが制限された非武装地帯ではあるが、スタバには行くことができる特別感。望遠鏡はいらないとしたが、高精度の望遠鏡やカメラを使うと北朝鮮の住民すら見えちゃうのだ。


 こんな場所に作っちゃうなんて…考えたスタバの人、すごい。
【編集:fa】
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