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ウクライナは、近年、ロシアの戦争捕虜1000人を国に還した。当然のことだと思える。例えその元捕虜たちが、再びウクライナを攻める兵士に戻るとしてもだ。
だが、北朝鮮が援軍に送った、北朝鮮兵2人が、その1000人に含まれてはいないことが判明した。それは、韓国からの要請によるもの。
この2人は、勧告への亡命を希望しており、人道的立場から、そして先日終わった韓国の新大統領選挙のネタからも、韓国に連れてくるのが正しいとされている。
2人の亡命希望は、2月の時点で明らかになっており「国に戻っても、もう親兄弟はいない」と傷心の中にいる。身内が生存せず、これからひどい目にあわされないのならば、自分たちは、韓国という同胞の国で新しい人生を送りたいと願うことは無茶な発言ではない。
この2人だけでなく、仮に北朝鮮兵士が捕虜になり、韓国への亡命を希望すれば応じると韓国政府も明らかにし、またウクライナ政府にも伝えてある。
ただ、おそらく何百人といた北朝鮮兵士の捕虜の中で、たった2人しか亡命の意思を表さないと言うのもちょっと不思議な話だ。
韓国に連れてきて手厚く生きられましたと美談にはなるが、韓国とて一兵卒をスパイにすることもできず手持無沙汰になる。
北朝鮮に戻るのも地獄、亡命するのも地獄。
【編集:fa】