今、フィリピンはマニラの韓国式焼肉店がにぎわっている。眞露焼酎を飲みながら、「サムギョプサル」を頬張る。
「Tagay! (タガイ)」という乾杯の声が外にまで響く。
韓流ドラマでの韓国人の自由な飲み食いが、フィリピン人の憧れなんだという。

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 フィリピンは、韓国の眞露焼酎を最も多く輸入している国だが、2022年から昨年までの2年間でその販売量は年平均42%程度増加している。フィリピンの焼酎市場で眞露のシェアは67%。味が美味しいのか、お値段がお安いのかはわからないが。
これをいいことに、「韓国の酒文化をフィリピンに広めている」と言い出す…。

 そしてそれに合わせるかのように「Kフード」の輸出も増加している。フィリピンの民が、韓流ドラマや映画、K-POPに合わせた酒と食事は一流の証拠らしい。一つの国の焼酎は、その国の食べ物しか合わない。だから、眞露の輸出量とKフードの進出は当然のことと韓国は胸を張る。
ラーメンやコメ加工品、キムチというハードルの低い食品はすでに浸透している。だからこそ、眞露が求められたのであれば、これから、フィリピンの食生活はますます韓国の食材が広がる。


 問題は、保護貿易1本だと韓国は見ている。アメリカの基本関税率が10%。だが、軍事においてもアメリカの言うことを聞いていれば、それもちょろいということか。

 まず、味なのか値段なのか…関税に逃げないでそこをはっきりさせてからじゃないのかな。
フィリピン人が、韓国の食べ物に、そんなに好意を抱くとは思えないのだが。
【編集:fa】
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