慰安婦と売春婦はどの地点で別のものになるのだろう。従軍慰安婦の時は、お金がもらえなかったにしても、老境に入って日本から賠償金としてもらっている。

まあまあ、ジェンダーの世の中からしても、身体で稼ぐは、古来から男女ともにあった商売だ。無理矢理やらせられた人もいるだろうが、生きるために選択した人もいる。韓国、朝鮮を語るとき、この商売を避けては通れない。

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 ソウル市の庁舎前で「生きる権利」を訴える性売買集結地である通称「ミアリ・テキサス」の女性たちが35回目の集会を開いた。この地域が再開発地域に入っており、補償はしないけど出ていけという行政の命令に従うことができないためだ。すでに性労働者権利団体「朱紅色連帯チャチャ」もできている現状。

 「裸同然で出て行けというのか」が主な主張だ。出て行けとは言うものの月3万5000円の生活費と保護施設はとりあえず提示されている。住むところとお小遣いは約束するから、性売買以外の仕事で働けという感じか。それすら「まるで刑務所じゃないか」と怒りを隠さない。

 今はほとんど商売ができず、ペットの犬と一緒に、韓国式サウナ(日本で言うネカフェや漫画喫茶か? )や知人宅を転々としているという。給付されるはずの3万5000円ももらってないと言う。


 以前も売春を取り締まる件があって、その際も補償が少なすぎて、場所を変えて仕事をつづけた者、身体でかせぐために海外に渡った者も多数いたと権利団体は語る。

 日本には明確に売春禁止法があり、犯罪になる。でも、韓国は慰安婦問題で女性を守れと長い間日本に求めながら、自らの意志で売春する者を野放しにしている。それが、朝鮮時代からの伝統なのか、売春を商売にしていた者が、積極的に慰安婦に応募して実はお金をもらっていたということはないのか。

 それでしか食っていけないのかもしれない。けれど、行政に生きる権利を守れと訴えて、すっぱりやめられる人はどれくらいいるのだろうか。
将来的に、21世紀の慰安婦として、日本に賠償金を求めるのだけはお門違いだ。
【編集:fa】
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