ファンにとって、スターはいくつになってもスターであり続ける。表に出てこなくなっても思い続ける。
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韓国のある都市の市長が、「不朽の名曲」(日本だったら、懐かしのメロディに当たるか。これも、マジでスターばっかりの裏紅白で、実にわかりやすい)の収録に参加していてコメントを求められた。
そしてとある韓国人スターを「私たち世代の歌手であり、もう一時代終わったんじゃない」と宣った。
フォークソングが、反戦の意味からニューミュージックになる過渡期、吉田拓郎然りかぐや姫然りオフコース然りユーミン然り、今超ヒット曲が出てなくても「もう終わった人」扱いを日本人はしているだろうか。逆に若い世代が新鮮に感じて、新しいファンになる。
最近の一例として、去年の紅白に結成50周年で出たTHEALFEEなんかは、今年コンサートチケットがとれないくらい旬になってしまっている。
韓国国民は、この市長のいる市のHPに謝罪と釈明を求める書き込みをしている。SNSでも、この市長の無礼さは炎上中だ。
失言で許される発言ではなかった。バリバリコンサート活動を韓国全土で行っている現実もなにも知らず、自分の青春時にスターだったから、歳をとって旬じゃないという価値観はあり得ない。
あの時の自分に会えるから、スターはスターであり、旬もへったくれもないのである。
【編集:fa】