【その他の写真:フィリピン南部・ダバオ市、ポメロ露店】
量り売りが一般的で、筆者が購入したものは一つ80ペソ前後(約210円)。お願いすれば、その場で手際よく厚い皮を剥いてくれるのもうれしいサービス。少しオレンジかかった果肉は瑞々しく、口に含むと上品な甘さと程よい酸味が広がる。日本の文旦(ぶんたん)にも似た風味だが、よりジューシーで、いくらでも食べられそうな軽やかさがある。
ただし、皮をむいたサンプルには、甘い香りに誘われて蜂が数匹漂うことがあるため、少し注意が必要だ。
豊富なビタミンCを含み、美肌効果や免疫力向上に繋がるとされるポメロは、ダバオの人々にとって身近なフルーツ。さらに、食物繊維も豊富で、腸内環境を整える効果も期待できる。旅行者にとっても、南国の活気と豊かな自然を感じさせる、忘れられない味となるだろう。
【編集:NH】