フィリピン観光省ダバオ支局(DOT XI)は2025年6月、東京で「ダバオツーリズムロードショー・懇談会」を開催した。大阪・名古屋を巡るプロモーションミッションの最終地として、日本市場との観光・ビジネス連携強化を目指し、ダバオの豊かな魅力を紹介した。


その他の写真:左から、フィリピン観光省ターニャ・バージニア・ラバット=タン・ダバオ支局長・フィリピン航空・長尾智之日本支社長・フィリピン観光省 ニール P. バレステロス 東日本代表「ダバオツーリズムロードショー・懇談会」2025年6月 在東京・フィリピン大使館

 ダバオの最新観光資源をアピール
 
 今回のミッションを率いたのは、フィリピン観光省ターニャ・バージニア・ラバット=タン・ダバオ支局長。地域の観光関係者や企業と共に来日し、ダバオの最新の観光資源や施設、そして日本市場との新たなビジネスチャンスを日本の旅行業界関係者に紹介した。東京会場には、日本の旅行会社、航空会社、メディア、投資関係者など多数の参加者が集まり、高い関心が寄せられた。

 駐日大使も登壇、比日交流の重要性を強調

 ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン共和国大使が登壇し、日比間の観光交流と経済協力の重要性について祝辞を述べた。

 フィリピン観光省ターニャ・バージニア・ラバット=タン・ダバオ支局長による「ダバオ観光プロダクトプレゼンテーション」では、エコツーリズム、文化・歴史的名所、アドベンチャーツーリズム、美食体験、そしてMICE(企業向け旅行、国際会議、報奨・研修旅行)といった、ダバオならではの多様な魅力が余すことなく紹介された。さらに、持続可能な観光と地域経済の発展に向けたダバオの取り組みについても重点的に説明され、参加者はその魅力と可能性に深く触れることができた。

 航空ネットワーク拡充でさらなる交流促進へ

 フィリピン航空・長尾智之日本支社長は、日本とフィリピン間の航空ネットワークの最新情報と、今後の旅行促進への取り組みについて言及した。よりスムーズな渡航が、両国間の観光交流を一層活発にすることを示唆した。

 その後、フィリピン側の観光関係者の紹介、乾杯、記念撮影が行われ、ネットワーキングセッションでは、日本とダバオの事業者同士による活発な商談が繰り広げられた。会場では、フィリピンの伝統料理やダバオ産スペシャルティコーヒーが振る舞われ、参加者はダバオの豊かな食文化を五感で体験した。

 フィリピン観光省は、ダバオ地域の国際的な観光地としての認知度向上を目指し、日本市場との持続的なビジネスパートナーシップの構築を図る方針。今後も、地域の観光振興と国際交流の強化を積極的に推進していくとしている。

【編集:Eula Casinillo】
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