8月の旧盆の長期休暇二日目。日本の農林水産大臣の小泉進次郎氏が、韓国の田んぼにいた。
どうしてなんだろうか。

その他の写真:イメージ

 心配してほしいのは、例えば宮城県の米どころである大崎耕土を潤す鳴子ダムの水位が0の方じゃないかなと思う。

 天気予報によれば、お盆中は雨が降るらしいので、いくらか持ち直すだろう。田んぼも今のところ、稲は順調に育っていると素人目には見える。が、プロの目には、いくらか今年の米の味は落ちるかもしれないと危惧している。

 宮城県でなくってもいい。本来なら、日本中の米どころと呼ばれるところに視察にいくべきではないのか。まあ、彼が来たとて、稲が喜び勇んで育つという支持者ではないが。

 日本の米は、一昨年の出秋から高騰している。5キロ2000円ほどで買えたブランド米が、4000円以上する。

 備蓄米=古米~古古米が放出され、2000円程度で売られているが、切実に購入したい人の手には届かない。丹精込めて作っている農家の方々には申し訳ないが、もっと安いお米でないと買えない日本国民が増えているのだ。
2000円の備蓄米を躊躇なく購入できるのは、低所得世帯よりもちょっとお金持ちの世帯だ。

 蛇足だが、カリフォルニア米もうまいそうだ。だが、炊き立てを密閉容器にいれて2週間しても、カビないという都市伝説も流れている。遺伝子もたっぷり組み替えてあるだろう。

 なにやってんだ、農水大臣! 。

 韓国からの輸入を視野に入れての視察という。欧米や貧国(今や日本もその仲間入り)の米を輸入するより、同じアジアの血が流れている韓国から輸入しよう。輸入というのは、他の国から仕入れると言うことなんです。

 韓国の田んぼを回っている暇があったら、ダム視察、農事試験場のプロと出穂の様子の観察など日本でやることはたくさんあるんだ。

 まあ、米を炊くようなイクメンズではなく、パックご飯がメインだから、米よりそっちが手に入りやすい韓国だったのか。
【編集:fa】
編集部おすすめ