〈アジアクロスカントリーラリー2025〉 タイとカンボジアの軍事衝突の影響でRestDay
スタート地点、プラーチーンブリー 画像（1枚）
　2025年8月12日、ガレージモンチ(Garage Monchi ＆ Yanagawa iron works JAPIND)とテクニカルサポート桃伎舎は、タイとカンボジア間の軍事衝突の影響で、LEG4がキャンセルとなり、各チームは休日を利用して次のステージに備え、車両の整備に取り掛かった。

【その他の写真：ひとつひとつパーツの損傷個所を確認】

　当初予定されていたカンボジア国境付近でのSS(スペシャルステージ)は直前に中止が決定され、LEG4とLEG6がキャンセルとなった。
そこでガレージモンチ(Garage Monchi ＆ Yanagawa Iron Works JAPIND)のテクニカルサポートの桃伎舎が、その腕を発揮する場面となった。

　カオヤイから次のスタート地点であるプラーチーンブリーへの移動日となり、各チームは車両のメンテナンスに取り組んだ。これまで蓄積したダメージをリフレッシュするために、プラーチーンブリーから約150km離れたバンコクまで車両を運び込むチームも数多く見られた。

　桃伎舎は、LEG3中に損傷を受けた足回り(デファレンシャルギア)の交換作業を実施し、準備を進めた。必要な部品が不足していたため、メンテナンスを円滑に進めるために、桃伎舎とガレージモンチはサービスカー3台をフル稼働させた。

　1台目はカオヤイからバンコクへ部品調達に向かい、2台目はプラーチーンブリーのホテルへ整備場所の確保のために移動。最後の1台は、部品調達を待つ間にカオヤイで保有部品を使ってできる限りの整備を行った後、プラーチーンブリーへ移動した。役割ごとに人数を割り振り、計画通りにメンテナンスを完遂した。各チームも車重整備を実施し、車両を完璧な状態に仕上げ、後半戦へと挑む準備が進んでいるようだ。
【編集:安麻比呂、DAI　GOTO、写真：HIROMA MATSUMOTO、YUDAI TAKAHASHI】
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