2025年8月21日、アフリカ約50カ国の首脳が参加し、第9回アフリカ開発会議テーマ別イベント、ジェトロ主催・アフリカビジネス協議会、共催の「TICAD Business Expo&Conference TBEC」が、8月20から22日の日程でパシフィコ横浜展示ホールBとCで開催された。

その他の写真:第9回アフリカ開発会議2025 TICAD Business ExpoとConference開催ゲート前

 このイベントには、アフリカ約50カ国の首脳をはじめ、国際機関や民間企業、さまざまな分野の代表が参加した。
会議では、日本とアフリカの“共創”を目指し、持続可能な成長、地域統合、人材育成などについて議論が行われ、新たなパートナーシップを築くための重要な取り組など複数のセミナーやシンポジウムなどが行われた。

 また、テーマ別イベント「TICAD Business Expo & Conference TBEC」では、アフリカの最新経済・ビジネス情勢、企業の動向や成功事例、さらにはスタートアップやポップカルチャーなど、注目のトピックやトレンドが多岐にわたり紹介された。

 TBECは「Japan Fair」「Africa Lounge」「イベントステージ」「テーマ展示」の4つのゾーンで構成された統合的なビジネスイベントで、「Japan Fair」には、日本企業106社を含む過去最多の195社・団体が参加した。ヤンマー、豊田通商、SUZUKI、商船三井、コマツなどが自動車、大型重機、船の模型などの展示が注目を集めていた。また、人気アニメ「鬼滅の刃」「進撃の巨人」「東京リベンジャーズ」の展示も参加者の足を止める魅力的な要素となった。

 アフリカは、人口急増や経済成長、豊富な資源など「最後のフロンティア」として注目されており、一方で、様々な社会課題もあるが、こうした中、TICAD9を契機に、日本とアフリカの経済のさらなるビジネス拡大への期待が高まっている。

 過去最大の規模となった第9回アフリカ開発会議TICAD9テーマ別イベント、出展企業の技術はアフリカが抱える社会課題解決に貢献すること期待したい。
【編集:安麻 比呂】
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