夏の渡り鳥ホトトギスが、7月韓国で発見された(最初に書いておこう、越冬つばめのようになんらかの事由があって渡らなかったというわけではない)。

その他の写真:イメージ

 韓国では、2010年から毎年「渡り鳥の移動生態研究」 をしている。
昨年5月に済州島で2羽のホトトギスにGPS(位置追跡発信機)を取り付けた~もっと詳しく調べるためには、もっと多くのホトトギスにつけるべきだが。2羽は、去年の8月から9月にかけて済州島を後にした。西寄りに進路をとった。中国やインド、スリランカを経て12月初めにアラビア海とインド洋を渡って、アフリカ大陸に到着した。冬に暑いところで越冬するのは理に適っている。

 1羽はモザンビークで越冬した。その後、今年の4月に東へ旅立ち、6月に済州島に戻ってきた。まさしく「帰巣本能」。アラビア海とインド洋は6日間無休で焼く4180キロ移動している。今までの研究の中で山鳥の会場移動距離としては最も長い。
なにより、アフリカまでは、2万7340キロ持離れているのだ。

 不在になっているもう1羽の所在はわかっていない。
途中でGPSが外れてしまい、本当は韓国に戻ってきているのかもしれないし、寿命が尽きたのかもしれない。

 なお、韓国では、ホトトギスは韓国で繁殖行為をするとうたっているが、日本でもホトトギスは確認できている。渡り鳥ゆえに、韓国の国鳥にはできない。
【編集:fa】
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