2025年9月3日、在東京タイ王国大使館で「Thai Night 2025」が開催され、政界・経済界・飲食・ホスピタリティ業界の関係者らが多数出席した。開会にあたり、ウィッチュ・ウェチャーチーワ駐日タイ王国大使が挨拶を行い、日タイ両国の友好関係の深化に尽力してきた来賓らに感謝の意を表した。


その他の写真:タイ王国大使館にて「Thai Night 2025」が開催

 開催挨拶では、赤松健文部科学大臣政務官、加藤明良経済産業大臣政務官をはじめ、木徳神糧・名誉会長の平山惇氏、ヤマモリ・代表取締役会長の三林憲忠氏、センタラグランドホテル大阪総支配人のアンディ・ノー氏らが紹介され、両国の民間交流の重要性が強調された。ウィッチュ・ウェチャーチーワ大使は「Thai Night」の目的について、「日タイの絆を育んできた皆様一人ひとりに感謝を伝える場」と述べ、政府間の協力に加え、民間セクターの交流が両国の関係を支えていると語った。

 今年のイベントは、ヤマモリ、木徳神糧、センタラグランドホテル大阪の3社との共催で実施。ヤマモリはタイ料理の普及に貢献し、木徳神糧はタイ産ジャスミン米の輸入を通じて日本市場に貢献。センタラグランドホテル大阪は、タイによる日本への新たな投資の象徴として紹介した。また、ウィッチュ・ウェチャーチーワ大使は日本国内に2,500軒以上のタイ料理店が存在することや、タイ系ホテルの拡大計画にも触れ、「タイのホスピタリティ産業は日本の地域経済にも貢献している」と述べた。

 会場では、タイ料理や飲み物の提供に加え、ムエタイの実演、日本人によるフルーツカービング、観光・投資情報コーナーなどが設置され、来場者はタイ文化を五感で楽しんだ。

 最後にウィッチュ・ウェチャーチーワ駐日大使は、「Thai Nightを通じて新たな友人や協力の可能性を見つけていただきたい」と語り、来場者に楽しいひとときを願う言葉で締めくくった。
【取材:安麻 比呂】
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