【その他の写真:イメージ】
しかし。金総書記に随行した者たちの異様な光景が同時にそこにあった。会談後に、金総書記の使ったコップは全部持ち去られた。さらに、座っていた椅子や、触ったと思われる個所まで念入りに拭きとられていたのだ。周囲の装飾品や家具などもふき取りの対象になっている。
通常は会談後の会場は、主催国の人間が片づけると思われる。では、中国への配慮としてあるいは礼儀として、北朝鮮随行員は清掃を行ったのだろうか。
それは否だ。
「金正恩の、DNA情報の流出を恐れているため」。
一番大きいのは、指紋だろう。すでに本物の金正恩の指紋は、ロシアに初回訪問際した際に採取され、保存されている。
なにかと、金正恩総書記の影武者説はささやかれている。仮に本人であっても国家秘密だが、指紋照合の上簡単に「あれ影武者」認定されるわけにはいかないからではないだろうか。
移動には専用列車が使われているのも、車内の専用トイレでも尿からわかる事実を瞬時に消す技術が用いられているとも言われている。
この会談の間、金氏はトイレに行かなかったのか、いやそこにも随行員の素早い隠滅行為があったのか。
こういうことをするから、影武者説は終わることがない。
北朝鮮の国民は、とっくに気が付いているのだろうか。
【編集:fa】