韓国科学技術院・電気電子工学部の教授が、世界中のよい子のために画期的な注射針を発明した。

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 点滴など静脈注射の際に、血管がよく見えない大人も多い。
子供は大人ほど血管が太くないからなおさらだ。痛みや血管総省のリスクで、文句を言われて疲弊していく医療スタッフがいる。しかし、長年注射針は、似たり寄ったりのものであった。

 しかし、体温によって軟らかくなる静脈注射用の針が、韓国で開発されたのだ。常温では固体で丈夫だが、体内に入ると体温の影響で液体のように柔らかくなる素材(ガリウム)でできた注射針。時間による変形はしにくく、剛性を調節できる。
軟らかいので刺す瞬間に血管を傷つけないだけではなく、使用後も軟らかい状態が保たれる。だが、欠点というのは、使用は1度だけ。打ち直しや血管を探ることはできない。これも、非倫理的な病院での再使用による感染事故を防げると思えば、利点になる。

 今後大量生産技術や臨床実験など模索し、医療界で普通に使われることはまだちょっと先になるが、多くの注射嫌いにとって希望の光になる。
また、看護師は、一発で血管にさせるような修練もまた必要になってくる。


 発売当初は単価が高いと思われるが、高くてもそれでやってくれという人はきっと引きを切らないであろう。日本のテルモよりも凄いのかな!
【編集:fa】
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