【その他の写真:高校のミスコン(写真提供:emajor7) 】
競争激化の環境で掴んだチャンス
数千人のタレントを擁するフィリピン最大手芸能事務所で、YUKI SONODAが主要キャストの一人として全国公開作品でデビューすることは、極めて異例だ。本作「Minamahal: 100 Bulaklak Para Kay Luna」は、フィリピンで絶大な人気を誇るラブチーム、アンドレス・ムラックとアシュティン・オルビガとの共演が実現し、彼女は高校のヒロイン役を演じた。競争の激しいフィリピンのエンターテイメント界で、彼女がこの大きな役を掴み取ったことは、その実力と国際的なキャリアへの期待を物語っている。
国際舞台での経験が活かされた挑戦
立教大学法学部を卒業し、日本語、英語、タガログ語を自在に操るYUKI SONODAは、2024年にミス・スプラナショナル日本代表として世界大会に出場し、見事TOP25にランクイン。この国際的な経験と卓越した語学力を活かし、2023年からフィリピン芸能界への挑戦を開始その粘り強い努力が実を結び、今回の映画デビューへと繋がった。
プレミア上映会後の独占インタビューから
9月22日のプレミア上映会後に行われた独占インタビューで、YUKI SONODAは芸能界での3年間の苦労と、今後の抱負について赤裸々に語った。
──フィリピン芸能界で最も大変だったことは?
「数千人が所属する事務所で、いかに自分をアピールするかが本当に大変でした。でも、ミス・コンテストの日本代表としての経験を思い出し、自信を持って自分らしさを貫くことで、仕事に繋がりました」
──タガログ語での演技で苦労した点は?
「言葉や発音は問題ありませんでしたが、日本とフィリピンではリアクションの表現が全く違います。フィリピンでは感情表現が豊かで、喜怒哀楽のリアクションが非常に大きいので、普段使わない表現を身につけるのに苦労しました」
──今後の出演予定は?
「ニュージーランドで撮影した『切ないセルフラブ』についての映画、台湾で撮影した『親子の大変な人生』についての映画、そしてフィリピンで撮影した『過去にあったミスコン出場者の殺人事件』についての映画、合わせて3作品が控えています。近いうちに皆様にご報告できると思いますので、楽しみにしていてください」
──挑戦してみたい役柄は?
「今回のデビュー作では高校のヒロイン役でしたが、演技が本当に好きなので、『表向きは美しいが、裏では冷酷な二面性を持つサイコパス役』のようなキャラクターにも挑戦してみたいです。どんなキャラクターでもなりきるのが楽しく、映画館で自分の演技を観たときは感動しました」
──日本の家族や友人の反応は?
「日本ではまだ公開されていませんが、海外のフィリピン人労働者も視聴できる『VIVA ONE』というアプリに今後アップロードされる予定です。世界中の人々に見てもらえることを日本の家族も楽しみに、応援してくれています」
世界規模での配信も決定
本作はViva Films制作のラブストーリーとして、フィリピン国内の映画館で公開された後、会員数1400万人を超えるVIVA ONEアプリでも配信される。
【編集:Eula Casinillo】