ジェットスター・ジャパン(本社:千葉県成田市、田中正和社長)は2025年10月23日、東京(成田)国際空港と台湾の高雄国際空港を結ぶ直行便路線を、同年12月18日(木)から運航開始すると発表した。同社が高雄に就航するのは初であり、成田と高雄間を直行便で結ぶ唯一の日本の航空会社となる。
これにより、すでに開設している台北便(成田・関西)と合わせ、台湾路線は毎日5往復10便の運航規模となる。

その他の写真:台湾2都市目、直行便で唯一の日本LCCが参入、早朝便で滞在時間確保、12月18日就航で需要掘り起こしへ

 運航スケジュール詳細と戦略

 この新路線は、2025年12月18日(木)から2026年3月28日(土)まで、週7往復(1日1往復2便)の体制で運航される。運航スケジュール(全て現地時間)は以下の通りとなる。

成田発高雄行き(GK17便): 09時25分に出発し、13時00分に到着する(フライト時間4時間35分)。

高雄発成田行き(GK18便): 14時00分に出発し、18時30分に到着する(フライト時間3時間30分)。

 航空券は本日23日(木)から販売を開始しており、成田発の片道運賃はエコノミークラス「Starter」で12,590円からとなっている(諸条件あり)。

 田中社長は、「成田発高雄行きの便のなかで、当社運航便は最も早い時間に成田を出発するため、現地での滞在時間をより長くすることが可能」と述べ、現地での観光時間を最大化できる利便性を強調した。さらに、高雄からの台南へのアクセスや、台北とのサンカク旅(周遊旅行)も可能になり、旅の選択肢が広がると期待を示した。

 観光需要への貢献と記念セール

 人口270万人以上を擁する港湾都市・高雄は、歴史的建造物やユニークな現代建築が融合し、近年人気を集める観光地として注目されている。同社は、旺盛なインバウンド需要に加え、高まりつつあるアウトバウンド需要を捉え、交流人口の増加、ひいては航空・観光業界の発展に貢献する意向である。

 路線開設を記念し、ジェットスター・ジャパンは10月24日(金)12:00から10月30日(木)16:59までの期間限定で「高雄就航記念セール」を実施する。セールでは、東京(成田)=高雄の片道運賃が818円(98席限定)や、8,818円で提供される。

【編集:LS】
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