2025年9月から、韓国では一時的に中国人観光客の無査証入国を行っている。
韓国国内では、やはり中国人の無双っぷりは派手である。


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 そんな中、もう一つの中国と言われる台湾人の観光客は「台湾人バッジ」をつけて韓国に来ている。
正直、中国人と台湾人が黙って並んでいたら、どちらの国の人かわからない。話せば、言語で区別できるかもしれないが、それは今の時代は差別につながる。

 真面目な台湾人は心を痛めている。
無査という優遇をしながらも、韓国人の中国人への反感は強烈なものだ。肝が据わっている中国人からしたら、なにをされても強気で観光を続けるに違いない。
けれど、台湾人は、もう一つの中国ではなく台湾という国を背負って、中国人に間違えられたくないのだ。一緒にされたくはないのだ。
「台湾人です」とハングルで書かれたバッジ。台湾の国旗である青天白日満地紅旗も描かれている。

 このバッジを提示することで、韓国人はかなり優しい対応になるのだ。

 また韓国で行われている「反中デモ」に巻き込まれないようにということもこのバッジには込められている。
そのデモのメッカである明洞には近づかないようにもしている。自衛しかないのだ。
外国人観光客の3人に1人が中国人である限り、見た目の変わらない台湾人は迷惑しているのだ。
無査証入国は、来年の6月いっぱいまで続く。仮にバッジをつけた台湾人への対応がよいとなったら、中国人がパクリバッジを作って使うかもしれない。

 台湾の方々、韓国もいろいろお安いですけど、日本もいい国ですよ。ぜひ日本に観光に来ませんか。無双しない限り間違いませんから。
【編集:fa】
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