確かに台湾も中国になりたかった時期がある。しかし、もう国民の大半が台湾生まれになってしまった昨今、台湾は一つの国家だと考える人口が過半数を超えている。
【その他の写真:イメージ】
なのにだ。
全人代では、1945年大東亜戦争の敗戦で日本の台湾統治が終わった10月25日を「台湾光復記念日」と制定した。
台湾が台湾として始動するためには、さらに4年後に毛沢東と蒋介石が袂を分けなければならないのに、実に強引な記念日を作ったものだ。
1949年は、中国が中華人民共和国の建国を宣言した年でもあり、内戦で敗れた中華民国を率いた蒋介石が台湾に逃亡した年でもある。台湾はまだ中国人の誇りである、中華民国を使い続けている。どっちが先かと言えば、歴史上中華民国だった現中国が先だ。
歴史は勝者の主張で作られていく。
それでも台湾の頼総統は「中華民国と中華人民共和国はお互いに隷属しない」と宣言している。それは、もうオリンピックで国名が別であるように、世界の中で認められているものだ。中国の主張である統一には反対しているのだ。
新しい記念日は、中国の中では当たり前になっていくのかもしれない。けれど、「台湾光復節」は台湾の中にすでに存在しているからでもある、中国が国慶節を10月1日に定めているように。
韓国と北朝鮮、台湾と中国。派手な兄弟げんかのようなものだ。一番近い隣国まで巻き込まないでほしいものだ。
【編集:fa】








![[音声DL版]TRY! 日本語能力試験 N3 改訂版](https://m.media-amazon.com/images/I/41mXWATUVjL._SL500_.jpg)
![【Amazon.co.jp限定】ダリオ・アルジェント PANICO (ビジュアルシート2枚セット付) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/41fRCrYhFTL._SL500_.jpg)

![BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち 豪華版 [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Daz1hpRML._SL500_.jpg)