現在、世界の消費行動は、従来の広告への依存から、実際の利用者の口コミや評価を重視する「信頼」ベースへと明確にシフトしている。米国や欧州では、Googleレビューの評価が企業の売上を左右する「レビュー経済」が既に定着しているのだ。


その他の写真:株式会社イエロが提供するAI活用型口コミ自動化ツール「口コミ365」

 このグローバルな潮流は、日本の地域密着型ビジネスにも急速に波及している。特に飲食、美容、医療などの店舗型ビジネスでは、Googleマップ上での評価や口コミの数が、集客の最重要指標となりつつある。

 こうした市場の変化に対応するため、株式会社イエロ(代表:稲葉 信 氏)が提供するAI活用型口コミ自動化ツール「口コミ365」が注目を集めている。同ツールは、サービス開始からわずか半年間で3000店舗という異例のスピードで導入を達成した。

 口コミ365の最大の特長は、店舗のGoogle集客活動をワンストップで自動化する点にある。スマートフォン一つで、来店後のアンケート送信、AIによる高評価の口コミ文への変換、Googleマップへの投稿誘導、AIによる口コミ返信文の自動生成、検索順位データの自動分析・レポート化までを完結させる。

 導入店舗からは、「現場スタッフが口コミ対応に追われなくなり、本来のサービス品質向上に集中できるようになった」との声が多く聞かれる。導入店舗の中には、検索経由の問い合わせが3倍以上に増加した事例も確認されており、その実効性の高さがうかがえる。イエロ代表の稲葉氏は、「SNSは再現性がないが、Googleの口コミは、店舗にとって積み上げた評価が安定した集客導線を作る資産である」と語る。

 口コミ365の導入は、飲食店のみならず、歯科、クリニック、美容サロン、旅館、整備工場、介護施設、神社など、200ジャンル以上の地域密着型ビジネスに及んでいる。

 30代前半でグループ年商12億円規模に成長させた稲葉氏は、口コミ365の開発に際し、100店舗以上のオーナーに直接ヒアリングを実施した。「人手不足」「ITリテラシー格差」「宣伝ノウハウ不足」という現場の課題を分析し、専門知識や複雑な操作が不要な「難しくないDX」の実現を追求した。
稲葉氏は「日々の業務の中で自然とデータと評価が積み上がる状態が理想である」との考えを示す。

 稲葉氏が次に注視するのは、AIが検索や提案の主役となる「AIO(AI Optimization)=AI最適化」の時代である。従来のSEO(検索最適化)から進化し、AIが情報を理解し、店舗やサービスを自動で評価・推薦する世界が目前に迫っている。「これからはAIに見つけてもらえる店舗が勝つ時代。口コミ365は、その波に乗るためのAI最適化ツールとして、口コミや情報を自動で整理・最適化していく」と稲葉氏は強調する。

 政府が掲げる中小企業のデジタル化支援が進まない地方において、口コミ365は、難しいシステムではなく、自然にデータが集まり評価が積み上がる環境を提供することで、地域経済の信頼を可視化する“デジタルインフラとしての役割を担いつつあるのだ。広告に頼らず、信頼で選ばれる時代。口コミ365は、店舗の努力をAIが代わりに発信し、地域ビジネスを次の時代へ導くツールであり、その進化は続く。

会社概要.
イエロ株式会社.
代表取締役 稲葉 信.
所在地 〒141-0021 東京都品川区上大崎3-2-1 目黒センタービル 8階.
URL https://365kuchikomi.com
【編集:Y.U】
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