フィリピン人女性との子を置き去り、社会問題化する外国人男性の「失踪」 顔写真公開へ！

　フィリピン国内で、外国人男性との間に生まれた子どもの養育を、外国人パートナーに一方的に放棄されるケースが後を絶たず、深刻な社会問題となっている。特に、現地女性との交際を通じて関係を持ち、その後本国に帰国して連絡を絶つ韓国人男性が目立つとの指摘もあり、フィリピンの司法・福祉当局も対応に追われている。

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　フィリピンでは、外国人をパートナーに持つ女性が一定数いる。こうした女性の中には、相手を深く信用するあまり、悪意を持つ外国人男性と知り合い、恋愛関係に至り、出産するケースがある。しかし、出産後に外国人男性が一方的に連絡を絶ち、養育費の支払いも行わないまま「失踪」する事例が少なくない。

　フィリピン国家統計局(PSA)などによる過去の調査や、現地の人権団体の報告によれば、この問題は特定の国籍に偏る傾向が見られ、特に韓国人男性に関するトラブルの報告が多いとされる。

　子の認知と養育費問題: 連絡を絶った男性が子の認知を拒否したり、養育費の支払いを一切行わないことで、母子家庭の経済的な困窮を招いている。

　フィリピン女性の猜疑心の低さ: 伝統的に家族やパートナーへの信頼が厚いフィリピン人女性の気質が、悪質な外国人男性に利用されやすいとの指摘もある。

　韓国国内の複数のメディアも、自国民によるこうしたフィリピンでの無責任な行為が国際的な批判を浴びていることを過去に報じている。報道では、フィリピンへの観光やビジネスで訪れた韓国人男性が現地女性と関係を持ち、帰国後に責任を放棄する「コピノ」(Korean-Filipino)問題として取り上げられ、韓国内での倫理的な問題として議論を呼んだ。

　現地では、このような被害を受けた母子を支援するNPO団体が活動を続けており、国際的な連携を通じて父親の所在特定や、養育費支払いの義務履行を求める動きを強めている。

　深刻な養育放棄のケースに対し、女性側がやむなく極端な手段に出る事例も確認されている。あるフィリピン人女性は、7年間にわたり連絡が途絶えていた韓国人男性の元パートナーに対し、インターネット上で顔写真を公表する措置を講じた。これにより、男性は社会的な評判を気にしたとみられ、公表直後に女性に連絡を取り、面会に応じるという劇的な展開があった。

　この事例は、被害者側が最後の手段として男性の社会的責任を追及した結果だが、フィリピンと韓国の両政府に対し、国際的な子の養育費支払いの強制履行に関する法整備や、国境を越えた親子関係のトラブルに対するより実効性のある対応が求められる背景となっている。
【編集:EULA】