中国のディズニーを目指す、いやディズニーを超えた中国初のキャラクターを世界にがうたい文句のラブブ。

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 このほど韓国の関税庁が、ラブブの危険性を発表した。
ラブブのキーホルダーから韓国基準値の344倍に達する可塑剤が検出されたのだ。可塑剤は、鉛やカドミウムと並んで、国際がん研究機関で、人間(ヒト)に対しての発がん性物質に指定されている。

 使用者が大人であったとしても抱きしめるなどの行為で物質がヒトに伝わる危険性が否めないが、キーホルダーだと、気軽なお土産品として、危険性のわからない子供の手に渡る可能性もある。その子の下に、目の前にあったものを舐めるなどしてしまう兄弟姉妹がいた場合、ダイレクトに危険なのである。

 少なくとも、ディズニーは世界の安全基準に沿ってキャラクター類は作られていて間違いはない。しかし、ラブブは中国製である。どこまで安全性を問えるかは未知の国ともいえる。

 今回は偽物など関税違反製品の中にラブブの商品が混ざっており、韓国の研究所が有害認定した。偽物という観点から、ラブブのメーカーは、有害物質が入っている製品は、中国国内で作られてはいない偽物説を展開してくると思われるのだが。

 ブラック・フライデーやクリスマス商戦に向けて、ラブブの各種キャラクター商品は大量に売られるだろう。しかし、本物偽物の真偽の前に、発がん性物質が検出されるラブブものが確実にあるということだ。

 懸命な日本人、韓国人は、ラブブを避けた贈り物を選ぶに違いはないのだが。

【編集:fa】
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