国際ロマンス詐欺。毎日のように、老若男女が騙されて大金を巻き上げられている。
ちょっと考えればわかりそうなものだが、恋愛経験が乏しいとか淋しさとかでイチコロのようだ。

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 筆者にも、各種SNSで来る。最初は達者な日本語でメッセージが届くのだが、LINEなどに移動してから言葉が怪しくなる。だいたいは、幼少のころに親の仕事で海外に滞在して、近々日本に帰ってきたので、日本語がおかしいかもしれない…確実におかしい。大手商社の統括部長が、こんな日本語で売り上げをあげられるのかと思う…フェイスブックなどを検索すると同姓同名同じ職業の別人さんが「乗っ取られた」と書き込んでいるのでさもありなん。
また国境のない医師団の医師やナースは、多くが孤児院出身。どうやって医師やナースの資格を明示されてる大学に入って得られたかの経過を聞くと、「こんなに愛しているのに」とかまともな返事は返ってこない。パイロットも同様だ。もうバレバレなんだけど、なんで騙されるんだ?

 そんな下種な筆者みたいな日本人がいるから、奴らは、活動場所を韓国に移し始めた。この1年半で1300億ウォン(130億円相当)が消えている。
韓国を活動場にしている犯罪組織はなかなか凄腕で、一件当たり600万円は最低出させている。
日本人には、稚くつな会話やAIなどでの会話はすぐばれてしまうが、韓国ではバレないらしい。
顔写真もAIで作成されているが、アプリで加工していると安易に信用してしまう。
愛情単独でないところが韓国風ともいえる。高額アルバイトやユーチューブの投資チャンネル(犯人が作っているから儲けられない仕組みになっている)を利用して、愛と富を一緒に手に入れる作戦で進行していく。もう、国際ロマンス詐欺というより、金融犯罪として成立するレベルなのだ。

 もちろん、ファーストアタックは、韓国人のバイトを利用してフランクな韓国語で釣っていく。相手は一人ではないのだ。韓国ではなく、足のつきにくいカンボジアなどを拠点にしている。日本人には、セレブになれるかもしれない愛情をチラつかせるが、韓国人には、愛など二の次で儲けられるからで攻めていく。

 美味しい話は、ネットになどには転がってはいない。じゃあどこで知り合えばいいの? と問う方もいるだろうが、赤い糸の伝説でも信じてみてはいかがだろうか。
【編集:fa】
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