タイ・エアアジアX(XJ)は2025年12月1日、仙台=バンコク(ドンムアン)線の運航を開始した。この路線は、2025年冬期スケジュールにおいて、東北地方とバンコクを直接結ぶ唯一の直行便となる。


その他の写真:セレモニー

 タイ・エアアジアXによる仙台線の運航は、週4便(月・水・金・日)のスケジュールで結ばれる。同社は「仙台-バンコクの直行便は多くの方が待ち望んでおり、その開設は旅行者のニーズに応えるものと確信している」としている。

 運航初日には、仙台空港ターミナルで新規就航記念セレモニーが開催され、地元ユースサッカーチームのメンバーを含む約200名の旅客が仙台発の初便に搭乗した。

 仙台国際空港株式会社の前田 基代表取締役は「今回の就航により、仙台からタイ、そして東南アジアへの移動がより身近になり、観光・ビジネス・文化交流の可能性が飛躍的に広がることを確信している」と、新路線への期待を述べた。また、タイ国政府観光庁のセークサン・スィープライワン東京事務所長は「この新路線は東北の方にとり、活気あふれるバンコクの魅力...タイの多彩な魅力へ、最も便利にアクセスできる玄関口となる」と、タイへの誘客効果に期待を寄せた。

 宮城県の小林 徳光副知事は、就航に際し、東北各県の自治体・経済界等と緊密に連携し、路線の需要喚起に向けたプロモーション等に積極的に取り組む意向を示した。仙台市の郡 和子市長も、今回の直行便就航を追い風と捉え、タイ市場への観光プロモーションをこれまで以上に強化すると述べている。

 仙台空港の国際線は好調で、上海、香港、台北、高尾への直行便がある。
【編集:af】
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