韓国では、産後ケアがとても手厚い。日本人の妊婦たちも出産場所を韓国に選ぶほど充実した設備と心遣いが、韓国の産後ケア施設が一躍世界の模範もなっている。


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そんな母子ともに一番安全な場所にもまさかがある。
管理ミスによる一時的に取り違いが起きてしまったのだ。
 
 母親がのびのびと休養する部屋でも、新生児室のライブ映像を見ることができる。ところが、その時間帯に映った赤ちゃんと、朝に授乳した赤ちゃんが違うのだ…母親の直感かもしれない。その直感は当たった。
紙おむつの交換の際に、おくるみに付けられていた名前札が外れた。2人の赤ちゃんが同時におむつ交換されていて、もう1人のほうに、外れた名前札をつけてしまったのだ。
その際に、新生児室には、この2人の赤ちゃんしかおらず、間違いは簡単に解消されたが、もっと多くの赤ちゃんが同時におむつ交換されていたら、DNA鑑定も視野にいれなければならない大事件になっていたはずだ。
本当に産んだ母にしかわからない、些細な違和感。母親だからわかったのだ。

 かつて筆者のいとこも短時間取り違えられたことがある。授乳につれてこられた赤ちゃんを叔母は「日焼けでもしたのかしら、真っ黒だわ」と思って母乳を飲ませていた。
飲ませたら出すのも赤ちゃんの仕事。その場でおむつ交換したら男の子だった。いとこ、叔母の産んだ子は女の子だった。令和の時代なら大問題だが「男は産んでいない」と看護婦さんを呼んでその赤ん坊を返却した。女の子だったら、その子がいとこになっていたかもしれない。だが、叔母も呑気だが、うちも呑気が揃っているので、みんなで大爆笑した。実は、自宅出産以外は、取り違えはよくあると言っていい、どこの国でも。

 この取り違え事件が起きてから3か月後(母胎の正常化が始まる時期)に、保健所に事実は届けられた。施設側は、口頭での行政処分になった。

 事件後、施設側は、責任の所在を明確にした誓約書を渡し、ケア施設の費用を無料にはしているのだが…それでも許せる問題ではないといったことか。
【編集:fa】
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