日本にあった百貨店がどんどん閉店して、あちこちに大型スーパーができて商店街をシャッター通りにしている。今の若い人には、お休みにそのスーパーのモールに行き、百貨店やデパートとはなんぞやという方も多いのだ。
ちなみにそのスーパーは、土地を何十年契約の一坪いくらで借り上げており、採算がみこせなくなると更地にして返すシステムになっている。これから買い物難民は数多く出そうだ。

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 さて。韓国では、まだまだ百貨店が健在だ。そしてウォン安のドル建て価格上昇で、お安いと言われる免税店よりも、ブランド品は百貨店で買った方がお安い現象が起きている。もう免税店のスタッフすら「百貨店の方が安いですよ、在庫がないならまだしも」とおススメしちゃうくらいだ~あとからクレーム来ても対応できないし懸命な対策だ。

 例えば、芸能人ご用達のシャネルのバックは、免税店より75万円もお安い場合がある。
そりゃあ、百貨店で買わなきゃ、奥様。

 ルイビトンのカプシーヌ(ミディアム)もディオールのカロバッグ(ミディアム)もシャネルの定番「クラシックフラップ(ミディアム)」だって、免税店では税金負担額が加算されるので、絶対に百貨店の方が安い。安くても、高級ブランドの本物。韓国の百貨店に偽物はないはず。

 日本と今、微妙な関係にある中国人が韓国の百貨店に群れを成している。
アメリカからわざわざ韓国まで、バッグだけを買いに来る外国人もいるそうだ。12月からは、基準為替レートを50ウォンほど引き上げて、ドル建てを安く見せる、超割引期間に入っている。

 ビザなし観光解禁のうちに売れるものは売ってしまう。さすが韓国、やることが違う。
【編集:fa】
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