2025年12月18日午後3時40分(現地時間)ごろ、ラオスの世界遺産都市ルアンパバン近郊のメコン川で、観光客を乗せた船が沈没する事故が発生した。現地のニュースメディア「Lao Economic Daily」などが報じた。


その他の写真:沈む船から乗客が救出される様子(ラオスメディアより)

 SNSに投稿された映像では、激しく浸水し沈んでいく船から、周囲にいた別の船や近隣住民の手によって、乗客らが次々と救出される緊迫した様子が映し出されている。

 事故が起きたのは、ルアンパバン中心部からメコン川を約25km上流へさかのぼった場所にある「タムティン(パク・ウー洞窟)」付近。この洞窟は、数千体の仏像が安置されたラオス有数の聖地であり、外国人観光客に人気のクルーズルートとなっている。

 船は、洞窟近くの「タム・ヒン・ヤイ(大きな岩の穴)」と呼ばれる難所の岩に衝突し、沈没したとみられる。現時点で日本人の被害に関する情報は入っていない。
【編集:Ekkachai】
編集部おすすめ