日本の高市首相の台湾有事に関する発言は、いろんな弊害をもたらしている。
例えば、日本人アーチストのアジアツアー。
会場は、首相の発言前に押さえられて、チケットも販売されている。けれど、公演中に中止させられたり、無観客でライブをさせられたりなどなど…人気デュオ「ゆず」などは、上海、香港、台湾でのすべての公演を中止せざるをえなくなった。中国本土ではないといえ、アーチスト本人も観客にもなんらかの危害が起こる可能性は否めない。

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 これに対して、心を痛めた一人である台湾の行政院長(首相)が日本に向けて発言した。

 まず高市首相に対しては、大きな圧力の中で正義や平和の発言をしてくれたことに深い感謝を述べた。

 そして、今回迷惑をかけたアーチストではなく、日本のすべての芸能人に向けては「日本のアイドルや歌手、パフォーマンスグループの訪台を希望し、大歓迎で迎えるとした。
どんなにチケットの売れ行きが不調であっても、台湾政府がフォローして「必ず満員の観客で迎える」とした。
政府が責任を持ってくれるのであれば、アーチストとしても安全な台湾でライブを行いたいという気持ちになるのではないだろうか。

 真の平和は、真の実力が必要。偽物の正義を振りかざす大国など信ずるに値しない。台湾の無事は日本の無事。そして世界中の平和を願っている台湾に、どうぞ有事が起こらないことを切に願いたい。

【編集:fa】
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