今年の9月末から、韓国済州島の海岸を中心に多数の麻薬が押収された。合計35キロ、およそ2億円ほどの末端価格に相当する。

麻薬の適切な量というのも変な話だが、1回に0.03グラム使うとして、約117万人が同時に気持ちよくなれると言うことだ~流れ着かない麻薬もあるだろうし、もうすでに改修された麻薬もあるだろうから、もっともっとの量が出回った可能性も否めない。

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 麻薬は中国産の「茶袋」に偽装したパッケージで流れ着いている。9月からの2か月間で約16袋。意外とぎっしり2~3キロ、1袋に詰め込まれているのだろう。挽いたコーヒー豆の真空パックを想像してみてもいい。

 麻薬の多くが、解離性麻薬のタケミン(ケタミン)主に動物の麻酔や鎮痛剤として使用される麻薬だ。。呼吸を抑制せずことなく、低用量で効果が得られる。静脈注射が困難な動物の麻酔として使用されている。また、医療的には神経因性疼痛の治療にも効果ありと再認識中。気管支喘息の薬としても使用されている。
副作用としては、悪夢や幻覚、浮遊感覚など。
日本では、2007年に麻薬及び向精神薬取締法に基づき麻薬に指定されている。
かつては、KまたはスペシャルKという隠語で呼ばれたのだが、LSDなど興奮する麻薬と違い、落ちつく=鎮静が目的のため、あまり人気は出なかった。
韓国という、北朝鮮の隣の国という点で、拉致など眠らせて運ぶには使える麻薬だ。

 済州島は、韓国でも人気の観光スポットだ。済州をめがけて放流したのではなく、なんらかの事情で海流の方向に間違いが出て流れ着いたとも言えなくはない。
韓国の海洋警察を中心にした捜査チームは、国際共助を通じて麻薬の入手経路追跡を行っている。

 万が一、日本海側の海岸で中国茶のパックを見ても、流れ出さないようにして警察への迅速な届出を心がけよう。
【編集:fa】
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