【その他の写真:タイメディアの報道】
問題の発端は12月30日、ドームが自身のSNSアカウントを通じて、ある女性の写真に性的な意味合いを含むと受け取られるコメントを書き込んだことだった。この投稿は瞬く間に拡散され、タイ国内で「不適切」「セクハラにあたるのではないか」との批判が噴出した。
被害を訴えたのは、ジニーさん26歳の女性。彼女の母親が、元保健大臣・元農業協同組合大臣を歴任し、現在も政界で影響力を持つ政治家スダラット・ケユラーパン氏であったこともあり、事件は芸能ニュースにとどまらず、政治・社会問題としても報じられることになった。
騒動が拡大する中、ドーム本人はSNS動画を通じて釈明と謝罪を行った。当初は管理者による投稿の可能性を示唆していたが、最終的には「自分自身が書き込んだものだった」と認めた。また、投稿当時は飲酒しており判断力を欠いていたと説明し、女性を知らず悪意はなかったと主張したうえで、不快な思いをさせたことについて謝罪の言葉を述べた。一方で、「政治的な意図はなく、この件を政治問題として結びつけないでほしい」とも語っている。
しかし、こうした説明に対してタイ人の反応は厳しい見方が優勢だ。有名人が一般女性に対して不用意な言葉を投げかけた点や、「酔っていた」という理由が責任回避と受け取られたことへの反発が広がった。とくに、新法施行初日に起きた事件であることから、「今回の摘発、第一号案件になるのではないか」との声も出ている。
事態を受け、警察も正式に動き出した。
今回の事件は、タイ社会において「冗談」や「軽いコメント」として見過ごされがちだった表現が、明確に法的責任を問われる時代に入ったことを象徴している。SNS時代の発言の重みと、立場の違いによる影響力の差が改めて浮き彫りになった形だ。新法が実際にどのように適用されるのか、その行方は今後の捜査と司法判断に委ねられている。
【編集:そむちゃい吉田】








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