新年早々の北朝鮮の写真を見ると、主役が確実に代わっている。本来ならばパパである金正恩総書記が中央にくるあるいは目立つショットが選ばれるべきだが、愛娘のジュエ氏が誰よりも目立っている。

そして、今まで最小限しか表に出てこなかった金正恩総書記の妻ことジュエ氏の生母である李雪主も登場しているのだ。
写真によっては、母娘の方が目立って、金正恩総書記のが一歩引いているのもある~これは、母娘が本物であり、総書記が影武者だととても簡単に解決するショットだ。

その他の写真:イメージ

 本物か偽物かわからないけれど家族:親子で登場することで、北朝鮮という国は総書記と国民を「親子」、一つの家族とする「社会主義大家庭」を演じましょうと言う啓蒙かもしれない。

 新年2日には、ジュエ氏にとって、本当(本物)のひいおじいちゃんとおじいちゃんの遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮宮殿も参拝している。

 このまま影武者で引っ張るのは限界かもしれない。そして、ジュエ氏の叔母であり正当な血筋の叔母様こと金与正氏が反旗を翻して、姪をトップに置かない可能性もチラチラ見え隠れしているのだ。だから、正当な男系の血筋のワンポイントリリーフとして、ジュエ氏の早期就任を急いでいるかもしれない。若くして帝王学を学んだとすれば、物わかりのいい父親として急病でこの世から消えることもできる。

 北朝鮮の政治は、実は、この影武者制度になってから別の二番手が牛耳っているのかも。顔が代わっても、なにもかわらない。自我を出さない限り、穏便に生きられる。そんな帝王学をジュエ氏は会得しているのかも。

【編集:af】
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