マレーシアの中長距離格安航空会社(LCC)、エアアジアXは2026年1月18日、投資会社キャピタルAから航空事業子会社2社の買収を完了したと発表した。19日付で統合に伴う新株式がマレーシア証券取引所に上場し、ブランドを一本化した「エアアジア・グループ」として本格始動する。


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 買収対象は、短距離路線のエアアジア・バハッドと、海外事業を統括するエアアジア・アビエーション・グループ。エアアジアXは約23億株の新規株式を対価として発行したほか、キャピタルAが負っていた38億リンギ(約1200億円)の債務を引き受けた。併せて第三者割当増資も実施し、財務基盤と成長資金を確保した。

 今回の統合により、これまで分散していた航空運営機能を単一のプラットフォームに集約する。機材運用の効率化や路線網の最適化を加速させ、強みである低コスト構造を維持しながら収益性を高める狙いだ。一方、売却側のキャピタルAは今後、物流やデジタル事業など非航空部門の成長に経営資源を集中させる。

 エアアジアXのダトー・ファム・リー・イー会長は「持続的な成長と価値創出に向けた体制が整った」と強調した。同グループは現在、東南アジア(ASEAN)と世界を結ぶネットワーク拡大に向けた機材の追加発注を最終調整しており、新体制下で規模のメリットを活かした成長戦略を推進する構えだ。
【編集:af】
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